「デザインを外注したいけれど、そもそもいくらかかるのか全体感がわからない」「バナー・LP・チラシなど複数の制作物を依頼したいが、トータルの費用感をつかみたい」という方向けに、制作物別の費用相場を一覧でまとめました。
この記事では、バナー・LP・ロゴ・チラシ・SNS画像・名刺・ポスター・プレゼン資料・サムネイルの9カテゴリについて、依頼先別の費用目安を横断的に整理します。自社の目的や予算に合った依頼先を選ぶための参考にしてください。
制作物別の費用相場一覧
まずは9カテゴリの費用相場を一覧表で確認しましょう。依頼先によって費用は大きく異なるため、「最安値〜最高値」の幅で把握しておくことが重要です。
| 制作物 | クラウドソーシング | フリーランス | 制作会社 |
|---|---|---|---|
| バナー | 3千〜3万円 | 1.5万〜8万円 | 5万〜30万円以上 |
| LP | 3万〜15万円 | 5万〜30万円 | 20万〜100万円以上 |
| ロゴ | 5千〜5万円 | 3万〜30万円 | 10万〜100万円以上 |
| チラシ | 3千〜3万円 | 1.5万〜8万円 | 5万〜30万円以上 |
| SNS画像 | 500円〜5千円/枚 | 3千〜2万円/枚 | 1万〜5万円以上/枚 |
| 名刺 | 1千〜1万円/名 | 5千〜3万円/名 | 2万〜8万円以上/名 |
| ポスター | 5千〜3万円 | 1.5万〜8万円 | 5万〜25万円以上 |
| プレゼン資料 | 3千〜1万円/枚 | 5千〜2万円/枚 | 1.5万〜5万円以上/枚 |
| サムネイル | 500円〜3千円/枚 | 2千〜1万円/枚 | 5千〜3万円以上/枚 |
※定額デザインサービスは月額80,000円〜150,000円程度で上記制作物を継続依頼できます
依頼先別の特徴まとめ
費用だけでなく、依頼先ごとの特徴を理解した上で選ぶことが重要です。
クラウドソーシング
クラウドワークスやランサーズなどのプラットフォームを通じて、個人のデザイナーに依頼する方法です。費用を最も抑えやすい反面、デザイナーのスキルにばらつきがあります。ポートフォリオやレビューで実績を確認した上で依頼することが前提になります。急ぎの単発依頼や、費用を最優先したい場合に向いています。
フリーランス
専門のフリーランスデザイナーへの直接依頼です。クラウドソーシングよりも実績・専門性が明確で、やり取りの密度も高くなりやすいのが特徴です。信頼できるデザイナーを見つけるまでに手間はかかりますが、長期的なパートナーとして継続依頼することでコストと品質のバランスを取りやすくなります。
制作会社
デザイン会社や印刷会社の制作部門への依頼です。ディレクターがついてプロジェクト全体を管理するため、品質の安定感とスケジュール管理の確かさが強みです。費用は最も高くなりますが、ブランドの核となる制作物や、重要な商談・キャンペーンで使う制作物には信頼性の高い選択肢です。
定額デザインサービス
月額定額のサブスクリプション型サービスです。毎月決まった料金を払うことで、複数の制作物を継続的に依頼できます。バナー・SNS画像・チラシ・プレゼン資料など、複数カテゴリにわたって定期的にデザイン制作が発生する企業にとって、都度発注よりもトータルコストを大幅に抑えられるモデルです。
制作物ごとの費用相場詳細
各制作物の費用相場と、費用を左右する主な要因を詳しく解説した個別記事をご覧ください。
バナー制作
Webサイトや広告媒体に掲載するバナー画像の制作費用です。サイズや掲載媒体、アニメーションの有無によって費用が変わります。複数サイズ展開が必要な場合は、まとめて依頼することでコストを抑えられます。

LP(ランディングページ)制作
商品・サービスの申し込みや問い合わせを促すLPの制作費用です。ページのセクション数・コーディングの有無・アニメーションの有無によって費用が大きく変わります。9カテゴリの中でも最も費用の幅が広い制作物です。

ロゴ制作
企業・ブランドのロゴデザインの費用です。クラウドソーシングで数千円から、制作会社で100万円以上まで幅があり、最も価格差の大きい制作物のひとつです。ブランドの核となるため、品質と予算のバランスを慎重に見極める必要があります。

チラシ・フライヤー制作
店舗や商品の告知、イベント案内などに使うチラシ・フライヤーの制作費用です。サイズ・面数・入稿データへの対応可否が費用に影響します。印刷会社への入稿対応まで含めて依頼できるかを確認することが重要です。

SNS画像制作
Instagram・X(旧Twitter)・Facebookなどの投稿画像の制作費用です。投稿頻度が高いため継続依頼が前提になりやすく、月単位での契約がコスト面で有利になるケースが多いです。

名刺デザイン
ビジネス用名刺のデザイン費用です。複数名分・複数パターンが必要になることが多く、まとめて依頼することで単価を抑えられます。印刷用の入稿データへの対応可否と、ロゴデータの品質が仕上がりを左右します。

ポスターデザイン
イベントや商品告知、店舗掲示用のポスター制作費用です。B0〜B3・A0〜A3などサイズのバリエーションが多く、掲示場所と視認距離に合わせたサイズ選定が重要です。屋外用途では用紙の耐久性(耐水・耐光)への対応も確認が必要です。

プレゼン資料・提案書デザイン
商談・社内提案・投資家向けなどに使うスライド資料の制作費用です。「1スライドあたりの単価×枚数」で費用が積み上がる構造が特徴で、構成案(ストーリーライン)の作成からデザインまで依頼するか、デザインのみを依頼するかで費用が変わります。

YouTubeサムネイル・動画サムネイル
YouTube・SNS動画の再生数を左右するサムネイル画像の制作費用です。クリック率(CTR)に直結するため、動画内容との整合性と視認性の高さが重要です。投稿頻度が高い場合はテンプレート化を前提に依頼先を選ぶことで、コストと品質の両立がしやすくなります。

自社に合った依頼先の選び方
費用相場を把握した上で、自社の状況に合った依頼先を選ぶポイントを整理します。
単発・少量の依頼ならクラウドソーシングまたはフリーランス
「まず1点だけ作りたい」「予算を抑えて試したい」という場合は、クラウドソーシングまたはフリーランスへの依頼が現実的です。クラウドソーシングは費用を最優先したい場合、フリーランスは品質も担保しながらコストを抑えたい場合に向いています。
品質と安定感を重視するなら制作会社
ブランドの核となるロゴ制作や、重要な商談に使うプレゼン資料、大規模なキャンペーンのLPなど、品質の安定感と管理の確かさを重視する場合は制作会社が適しています。費用は高くなりますが、成果物の品質とプロジェクト管理に対する安心感があります。
継続的・複数の制作物が発生するなら定額デザインサービス
バナー・SNS画像・チラシ・プレゼン資料など、複数の制作物を毎月定期的に依頼する企業にとっては、定額デザインサービスがトータルコストを最も抑えやすい選択肢です。都度の見積もりや契約の手間がなく、スピーディーに依頼できるのも強みです。
まとめ
デザイン外注の費用は、制作物の種類と依頼先によって大きく異なります。今回紹介した9カテゴリの費用相場をまとめると、以下のポイントが共通して言えます。
- クラウドソーシングはコストを最優先したい単発依頼に向いているが、スキルのばらつきに注意が必要
- フリーランスはコストと品質のバランスが取りやすく、実績確認を前提に長期パートナーとして活用できる
- 制作会社は品質の安定感と管理の確かさが強みで、重要な制作物に適している
- 定額デザインサービスは複数の制作物を継続的に依頼する企業ほど、1件あたりのコストを大幅に抑えられる
費用だけで依頼先を選ぶのではなく、制作物の重要度・依頼頻度・求める品質水準を総合的に判断することが、外注で失敗しないための基本です。各制作物の詳しい費用内訳や失敗しないためのポイントは、それぞれの詳細記事をご覧ください。